申請に必要な書類にはどんなものがありますか?

建設業の許可申請には様々な書類が必要となりますが、役所など公的な機関から取り寄せるものと自社の社内にあるもの・・の2つにおおよそ分けられます。

役所などの公的機関から取り寄せる物

履歴事項全部事項証明書

 会社の登記謄本の事です。法務局で取り寄せる事ができます。

・納税証明書

 知事許可の場合、法人事業税納税証明書や個人事業税納税証明書が必要となります。都道府県納税事務所で取得できます。

・登記されていないことの証明書

 成年後見人または被保佐人に該当していない旨の登記事項証明書です。法務局で取得できます。申請する法人のすべての取締役の分が必要となります。

・身分証明書

 成年被後見人又は被保佐人とみなされる者に該当せず、破産者で復権を得ない者に該当しない旨の証明書です。本籍地のある市区町村で取得できます。こちらも取締役全員分必要となります。

自社で揃える書類

・定款

 会社設立時に作成する会社のルールブックです。要注意なのは会社の目的に建設業の取りたい業種を営む旨の記載がないとチェックがはいります。

・財務諸表

 貸借対照表(B/S)損益計算書(P/L)株主資本変動計算書 個別注記表が必要となります。毎年決算終了後に税理士さんから預かる決算報告の中にあります。注意点としてはこの財務諸表を建設業法で定める様式に直して提出する必要があります。

その他、実務経験を証明する書類とし請負工事の契約書 注文書・請書 請求書・入金確認書類などもあります。

自治体によっては別の書類を要する場合もあります。

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下井 正規
下井 正規下井行政書士事務所